夏至

昼が最も長く、夜が最も短いのが夏至だというけれど いつも思ってしまう。 ほんまかいな。 だって 梅雨が明けてからの ぎらぎらとした陽の光の強さといったら 獲物を狙う肉食獣の眼(まなこ)のごとし。 太陽がその勢力を十分に見せつける真夏にこそ 夏至なる昼が最も長いという記号が似合うと思うのだ。 と、ここまで書いて、気づいた。 長いのと強いのは、同じではないのか。 陽の光が 夏至を過ぎ 昼が短くなるのを気づかせないほどその強さを増すとしたら 絶頂を向かえいよいよ血気盛んな壮年のライオンを思わせる。 やはり夏至は 長さの極みである。 そして そのあとに強さを発揮してこそ 本物の王者といえるのであろう。