Photo by そよ 刻を知る? ううん、ただ、この身の理として当然のこと。 去年も一昨年も同じようにしてたから。 あのモナークバタフライ(王様蝶)も、 きっとそうだと思います。 *** 何処か上の空。 熱の中の花。 右肩の痣。 その匂い、靄然として。 浅い眠りの向こう側。 行ったり来たりで、この世の様子を伺うのです。 ただ、時計草だけは常に正直ですね。
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Photo by そよ ご機嫌は、自分で何とかするものと、 当たり前のように紅い花。 群れてはいますが、皆、働き者です。
Photo by そよ 世界の成り立ちに、ご興味がおあり? では、そのお話は食事の後にいたしましょう。 絹の冷たさと温かさの間。 そこに在るもの。 そこに匂うもの。 *** 目まぐるしく変わるお天気のように、 飛んで行きそうで行かない、どっちつかずのダンス。 破滅を望んでなどいない風で、どこかでそれを待つような。
お天気の良い日曜日は、必ず緑のグラデーションをバックに写真を撮ったね。山越えの道は点描画のようで、ちっとも飽きなかった。
Photo by そよ 双子会議で話し合われたのは、次の緑の濃さでしょう。 バラツキのある、賑やかな木々。 やがて分かれる行き先だとしても、 その時までは、傍にいましょう。 *** ふふふふふー。 何にでも、コツというのはあるものです。 「逃げ水」と「呼び水」の関係のように、 どちらがどうというのは、わかりにくい場合もあるのですから。
黒水晶のような子鹿の眼(まなこ)。 「躍動」と名づけたその石を、 竹藪から渡ってきた風が称揚する。 雷(いかずち)の丘では、出会ってしまった蝶二匹。 嘆きにも似たダンスを見せて。 真っすぐと曲線、また真っすぐと曲線が、 屏風画のように迫る五月。 *** 飛んで行きそうで行かない、どっちつかずのダンス。 破滅を望んでなどいない風で、どこかでそれを待つような。 乾いた胸に、まだ雨は降らない。
Photo by そよ わたしがどちらに向かっているのか、 あなたの目には、わからぬのでしょう。 ご心配なく。 わたしには、その行き先は、わかっておりますゆえ。 *** わたしの中のフリーダ・カーロ。 空の上の十字架。 額の傷も誇らしき様子。