螳螂生(かまきりしょうず)Praying mantises hatch.

 Photo by そよ 露草の形と青は、カマキリたちにも、よく似合う。 ツンとしてユンとする、その葉の先に。 ところで、あなた、何を切り取って、その口に入れるの? ちょっとしたタイム・スライダーの遊軍。 なかなかのパンチ、効いてる。 どうか、そのまま。 誰にも飼い馴らされることのなきように。

芒種

水分を含んだ深呼吸。こんな田舎に来ちゃって、やること他にないじゃん。あなたの胸にぶら下がったストップウォッチが、紋章のように見える。走るだけ。最後のシーズンが来る。

麦秋至(むぎのときいたる)The barley harvest season begins.

 Photo by そよ 刻を知る? ううん、ただ、この身の理として当然のこと。 去年も一昨年も同じようにしてたから。 あのモナークバタフライ(王様蝶)も、 きっとそうだと思います。 *** 何処か上の空。 熱の中の花。 右肩の痣。 その匂い、靄然として。 浅い眠りの向こう側。 行ったり来たりで、この世の様子を伺うのです。 ただ、時計草だけは常に正直ですね。

蚕起食桑(かいこおきてくわをはむ)Silkworms wake up,and eat mulberry leaves.

 Photo by そよ 世界の成り立ちに、ご興味がおあり? では、そのお話は食事の後にいたしましょう。 絹の冷たさと温かさの間。 そこに在るもの。 そこに匂うもの。 *** 目まぐるしく変わるお天気のように、 飛んで行きそうで行かない、どっちつかずのダンス。 破滅を望んでなどいない風で、どこかでそれを待つような。