立夏

あぁ、そうだった。こうして季節は変わっていくんだった。少しずつ、緑が茂り始めて、あの小道が細くなる。2人並んで歩くには、少しだけ手狭になる。大きなぼんぼりのような紫陽花を揺らしながら、あなたと歩いた季節がやってくる。

清明

この時期にここへ来るのは地元の通だけなんだよ、なんて言いながら歩を進める、ちょっとした登り坂。息が上がる。梅園の小道がパッと開けたその奥に、大きな桜の木。息を呑む。

春分

芽吹くものがあるということは、朽ちるものがあるということ。あなたにとって、その躍動感は、命の不安定さを現していたのでしょうか。さようなら。私は命のサイクルを、勇敢に生きていきたいと思います。

雨水

命を湛えた体を破って、芽を出す。一つの賭けに出る。メッセンジャーとしての使命を知っていて、あなたは身を投げ出すのですか?